定期健診の重要性①虫歯予防
- 2023年12月4日
- 診療
こんにちは、かわのまさき歯科の河野真輝です。
12月で忙しい時期だと思います。今年はインフルエンザなどの感染症も流行しているみたいなので体調にも十分に気をつけてください!
今回は感染症予防にもつながる定期健診のお話です。まずは虫歯予防ということについて書いていきます。
最近の人々のお口の中は二極化してきており、虫歯が出来やすい方と、虫歯があまり出来ない方とに分かれています。
虫歯が出来やすい方は何本も虫歯になり、治療してもまた虫歯が出来たりを繰り返されています。
そもそも虫歯菌は、赤ちゃんの時にはお口の中には存在しません。
成長するに従って親など周りの人から虫歯菌に感染し、他の要因と合わさって虫歯が出来てしまいます。
つい先日、食器類の共有は虫歯の発生には関係性はあまりないとのニュースが出ました。
感染はその前の赤ちゃんの頃にスキンシップなどで起こっているので食器類の共有を気にするよりも、歯磨きなどの口腔ケアが大切であるという内容です。
つまり、
注意していても食器などを介さなくても赤ちゃんの頃に虫歯菌に感染している可能性があるという事です。
その多少を決めるのは赤ちゃんの一番近くにいる親です。
親のお口の中が虫歯菌だらけだと、赤ちゃんにも虫歯菌が移りやすくなります。
また赤ちゃんでも虫歯菌への感染の可能性があるので虫歯菌が増えないよう口腔ケアをしっかり行ない虫歯にならないように予防する事が大切であるということです。
虫歯は歯質、細菌、糖分、時間が関係して発生のリスクが高くなります。
虫歯になりにくくするには細菌の量を少なくする必要があります。
細菌の量を減らすには、細菌の栄養である糖分を減らす必要があります。
糖分を減らすには、食後に歯磨きを行ない歯に糖分が付着している時間を減らす必要があります。
歯質を強くするにはフッ素塗布などを行なうことやよく噛むことで唾液を増やす事などです。
虫歯がある方はますばしっかりと治療を行ない、虫歯菌を少なくしたところで、口腔ケアをしてその状態を維持する必要があります。
一度削った歯は元には戻りません!
修復した所はご自身の歯と修復物との境目が出来てしまい虫歯リスクは高くなってしまいます。
まずは虫歯が出来ないように!
虫歯がある方はこれ以上増やさないために!
虫歯予防には普段の口腔ケアとともに歯科医院での定期健診が重要です。
毎日、歯磨きしているから大丈夫と思っても、虫歯になる方はいらっしゃいます。
ぜひ3ヶ月に一度は定期健診を受けられて、歯石除去などの専門の口腔ケアと正しいブラッシング指導を受けましょう。
お子さまも定期的な口腔ケアとフッ素塗布により虫歯になりにくい口腔環境を作っていきましょう。