むし歯の治療⑥抜髄(神経を取る)|かわのまさき歯科|大野城市の歯科・小児歯科・口腔外科

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むし歯の治療⑥抜髄(神経を取る)|かわのまさき歯科|大野城市の歯科・小児歯科・口腔外科

むし歯の治療⑥抜髄(神経を取る)

こんにちは、かわのまさき歯科の河野真輝です。

前回まで被せ物など修復物について書いてきました。

今回は、歯医者さんでよく聞く、虫歯で歯の神経を取る治療について書きたいと思います。

虫歯が大きくなり神経の近くまで進行してくると、強い痛みが出てしまいます。
冷たいものや熱いもので痛みが続いてあったり、ズキズキと夜も眠れないような痛みがある時は、その痛みを取るためには神経の処置が必要になってくる事があります。
歯の根っこの治療という事もあります。

神経を取ってしまうと、その歯はしみたりするような痛みは感じる事はなくなります。
しかし、歯が欠けやすくなったり、被せ物の中で虫歯が出来ても気付かずに虫歯が大きくなってしまう事もよくあります。
そのため、出来るだけ神経を残すように治療をするのですが、痛みが強い場合や、虫歯を除去した時に神経が完全に露出している場合など、神経を取る必要があります。

神経を取る処置としては、

①局所麻酔
②虫歯の除去
③神経が入っている根管に器具が入るように歯を削って形を整える。
④神経を取る。
⑤神経が入っていた根管という場所は空洞になってしまうため、そこに充填する材料を入れたり根管内をキレイにするために根管の形を整える
⑥お薬を入れて仮封をする
⑦後日、痛みが治っていれば根管をガッタパーチャと呼ばれる材料で充填する

痛みが続く時は⑤⑥を繰り返す事もあります。

以上のような流れで行なっていきます。

唾液の中などには多くの細菌が含まれていて、根管の中にも入って行ってしまいます。細菌が入り込んで根管内が感染してしまうと、治療後少し経ってから根尖に病巣を作ってしまうことがあります。
そのため神経の処置をする時は出来るだけ唾液などが入り込まないように治療する必要があります。ラバーダムと呼ばれるゴムをその歯にかけて唾液などが入らないように治療したりもします。

神経の処置の後は、支台築造という土台を作る処置を行ない、前回書いたようなクラウン(被せ物)を被せて修復していきます。

神経を取った歯は、神経の残っている歯に比べて、歯の寿命が短くなってしまいます。

まずは定期的に歯医者さんに通って、虫歯が出来ないように、出来ても小さいうちに治療をする事が歯を一本でも多く残していくためには大切だと思います。